なでしこジャパン佐々木則夫監督(54)が、日本協会から15年女子W杯カナダ大会まで契約延長を提示されていることが分かった。11日、同監督に統括アドバイザー就任を要請しているJ1大宮の鈴木茂社長が明らかにした。都内でJ1実行委員会後に「15年W杯までと言われているみたい。(ロンドン)五輪後、2、3度話しましたが、次は(W杯の)アジア枠が5つに増えるから出場するのは難しくないと話していた。結論はまだのよう。(日本協会との)契約は9月末までなので、そちらが優先」と話した。

 6月の「NTT関東OB会」席上で、佐々木監督同席のもと“公開オファー”を出した。10月から来季終了までの契約を予定。男子だけでなく、来季以降傘下におく計画がある、なでしこリーグAS狭山を含め、男女両方の強化を任せる。

 この日、日本-イラク戦(埼玉)を視察した佐々木監督は「大宮とも細かい話はこれから。僕の心はまだフラット」と話した。