【ブリュッセル18日】日本代表が、14年W杯優勝候補に真っ向勝負を挑む。同代表は19日(日本時間20日早朝)に、現地でFIFAランク5位のベルギーと対戦する。相手はFWルカク(20=エバートン)やMFアザール(22=チェルシー)らタレントを擁し、先発予想メンバーの移籍金総額(推定)は約284億2000万円(約2億1050万ユーロ)の巨額に上る。対する日本はMF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)とFW香川真司(24=マンチェスターU)のダブルエースの先発が濃厚。

 本田も、香川も、逃げるつもりなどない。相手は個性派タレントを擁し、急成長を遂げたベルギー。今月14日に現地でコロンビアに敗れるまで1年間無敗で突っ走った強国だ。コンゴ系の血が流れる20歳の点取り屋ルカク、攻撃の要であるアザール、そして香川とマンUで同僚のフェライニ。FIFAランクはわずか1年で40位から5位へと急上昇し、まるで漫画の世界に出てくるようなサクセスストーリーを描いた。

 ここまでズラリと世界的な選手がそろえば、本田の闘争心にも火が付く。相手が「個」ならこちらも「個」で勝負するだけだ。今合宿前、代表の現状についての話題になると、本田は真っ先に香川の名を挙げた。

 本田

 最近(香川)真司いいよ。(代表合流直前に)アーセナル戦に出て、勝ったもんね。すごくいい。

 所属のマンUで出番を失いかけながらも、代表前最後のリーグ戦となった10日の首位アーセナル戦に先発。香川は1-0の勝利に貢献した。16日オランダ戦で香川は途中出場になったものの、ベルギー戦は先発復帰が濃厚。復調の兆しが見え始めた香川、そして自分自身にも本田は「勝算はある」と訴えかけた。

 本田

 どれだけ(ベルギーに)通用するか。見ものですよね。オカ(岡崎)や柿谷が、何げないところで(得点を)入れると、勝てますよね。結局は、そういう個なんですよ。

 強烈な個性への対抗心-。それは目指す「W杯優勝」に向けて避けては通れない道でもある。日本は不振にあえぎながらも10年W杯準優勝のオランダに2-2の同点に持ち込んだ。香川は「(いい流れを)継続してやらなきゃいけない。ベルギーには、しっかりと勝ちきりたいと思います」。本田も「(W杯まで)ナメてるヤツらを1人、1人ぶっつぶしていくだけ」。舞台は築83年の伝統あるボードワン国王競技場。この地から、W杯に向けて成長を加速させる。【益子浩一】