J2横浜FCは16日、中田仁司新監督(53)の下、横浜市内でトレーニングを行った。

 FWカズ(三浦知良、48)らは約2時間にわたり、ミニゲーム形式で攻守の決まり事を確認。カズはループシュートやクロスのアシストなどで存在感を発揮した。

 前日15日に前指揮官のミロシュ・ルス氏(53)が辞任し、強化育成テクニカルダイレクターだった中田氏が監督に就任した。チームは7月12日の岐阜戦の勝利を最後に8連敗を喫し、現在は17位でJ3降格の危機にさらされている。ルス氏の強い辞意を受け、クラブはJ2残留を第一に選手やチームの特性を間近で見て熟知している中田監督にチームを委ねた。中田監督は練習後「シュートを打つ確率を高めるためにどうするかを含め、ゴールに行ききるシンプルなプレーの意識付けをした」と振り返った。過密日程の連戦が始まるが、カズは「目の前の金沢戦に集中するだけ」と話した。