Jリーグ王者広島が敵地で大敗し、大会2連敗を喫した。前半25分にFKからDF千葉が頭で先制弾を決め、幸先いいスタートを切った。だが、同31分にCKのこぼれ球を押し込まれて同点とされる。前半は1-1のまま折り返した。

 後半に入ると、FCソウルの一方的な展開になった。ブラジル人FWで、開幕ブリラム戦で4得点1アシストと爆発したFWアドリアーノが、またしても大活躍。広島守備陣は、アドリアーノを止められなくなった。後半4分にFKを右足ダイレクトで合わせられて勝ち越しを許すと、同11、24分とアドリアーノの俊敏さについていけずに連続失点。ハットトリックを許して、どんどんとFCソウルにリードを広げられてしまった。

 元日本代表のFW佐藤、MF青山主将ら主力を温存した広島は千葉が決めた1点止まり。一方のFCソウルは怪物アドリアーノが2戦連続のハットトリックを達成。

 広島はACL2連敗で、リーグ開幕川崎F戦(2月27日)も含めると公式戦3連敗となった。