湘南の反町康治監督(46)が、横浜のMF中村俊輔(31)と木村和司監督(51)を挑発した。12日、平塚市内での練習後に「俊輔にだけ注意すればいいわけじゃない。マリノスには同じレベルの選手がいっぱいいるから」と、これまでも繰り返してきた「俊輔無視」を強調。「和司さんも迷ってるんじゃない。使うか使わないか。俊輔を使うとマイナスもあるからね」と、含み笑いで話した。
もちろん、中村の能力は高く評価している。「判断のスピードとか素晴らしい。でも、いきなりの試合で周りと合うかなあ」。話はチーム内の人間関係にまでおよび「練習してない俊輔が出たら、ほかの選手がどう思うかね。不協和音が起きるかもしれない」と、精神的にも揺さぶりをかけた。
相手が「格上」という意識はある。「マリノスはエリート集団、うちなんか雑草。オレもマリノスの監督がやりたいよ」と冗談交じりに話した。それでも、格下が格上に勝つのがサッカー。「個々の力は違うけれど、組織で戦えばチャンスもある」と言って「(スペインリーグ下位の)ヘタフェだってバルセロナに勝つことはあるんだから」とニヤリ。挑発という周到な作戦で、反町湘南が11年ぶりのJ1勝利を目指す。【荻島弘一】




