コンサドーレ札幌の新助っ人MFアンドレジーニョ(25)が19日、“七色の奇声”とともに合流した。前日18日に来日したばかりで、時差ぼけも残っていたが30分間のミニゲームにフル参加。甲高い声でボールを要求するなど、独特のスタイルでアピールした。

 札幌ドームに奇妙な雄たけびがこだました。声の主は、この日、合流したMFアンドレジーニョだ。「ヒュー」「ヒョー」「ヒェー」「ウキョー」「キェー」「フォーウ」「ヘーイ」の7種類。合流初日から積極的に手を挙げ“オレに(パスを)出せ”と主張するなど早くも札幌の新キーマンとして自覚を見せた。

 前日18日は午後9時前に新千歳空港に到着し、夕飯は軽くフライドポテトを食べた程度。就寝は午後11時をまわっていた。時差ぼけもあり「調子はまだ60%」と万全ではなかった。合流直後とあり前半のペース走は免除されたが、その間も精力的に30分間フリーランニング。時折、ターンやジャンプを入れるなどまじめな一面もかいま見せた。

 石崎監督の評価も上々だ。「ドリブラーの印象があったが、はたいてまた受けるという動きもしていた。攻撃のバリエーションが増えそう」と期待。FW三上も「いきなり動けてましたね。ブラジル人らしいうまさを感じました」と話していた。【永野高輔】