J2京都の主将でブラジル人のFWディエゴ(27)が途中退団する可能性が出てきた。29日、明らかになったもの。同選手は今日30日にブラジルに帰国することが決定。関係者によると、若手育成に力を入れるクラブと、今季8試合で得点の助っ人との間に方向性のズレが生じ、移籍先を探っているという。

 ディエゴはクラブには帰国理由を「家族の事情」とし、約2週間後には再来日すると申し出ている。祖母井秀隆GMは「今回の帰国と移籍は関係ない」と否定したものの、同選手は21日から体調不良を理由に練習にも参加していない。

 05年に初来日したディエゴは神戸、柏、東京Vと渡り歩き、09年から京都でプレー。当時5年契約で年俸1億円(推定)という破格の条件で契約した。昨夏にはUAEのクラブから高額オファーが届いたが、京都が引き留めた経緯がある。