磐田MF山本康裕(21)が得意の位置でチームをけん引する。29日、2週連続で対戦となるG大阪戦に向けて約1時間の最終調整を行った。今季、ボランチでフル出場していたルーキーMF小林裕紀(22)が胃腸炎になり、次節の欠場が決定。代わりに右MFの山本康が同ポジションで先発出場することが濃厚となった。27日のナビスコ杯1回戦でもボランチで出場。柳下正明監督(51)は「いつもの2列目(サイドハーフ)よりもいいと思う」と太鼓判を押す。

 U-22日本代表でもボランチを任されている。山本康自身も開幕前から「ボランチで勝負したい」と意気込みを語っていただけに、本職での奮起に大きな期待がかかる。日本代表MF遠藤とマッチアップする場面が増えることになるが「自由にしたらパスは出てくるので、しっかり抑えていきたい」と力を込めた。【神谷亮磨】