清水は18日、清水三保グラウンドで始動した。約400人のサポーターが見守る中で始まった初日の練習は軽めのジョギングからスタート。その後はパス回しや7対7のミニゲームなどをこなした。練習前のミーティングを含めると、約3時間の練習を敢行。大榎克己監督(49)は「新たな選手も入り、気持ちよく練習ができたと思う」と充実した表情を見せた。

 チームは2月の鹿児島キャンプまでに体づくりを進めていく。この日行われたフィジカルトレーニングは軽めだったが、今後は徐々に負荷をかけたメニューを取り入れていくという。指揮官は「エスパルス陸上部になる」と宣言。数年前まで恒例となっていた砂浜でのトレーニングも「機会があればやる可能性もある」と話した。

 後半に運動量が低下する昨季の反省を生かし、90分間走りきれるチームをつくることが今季の最重要課題だ。今季就任した古辺孝功コーチ(44)も「この1、2カ月が大事。ここを乗り切れば必ず1年戦える体になる」と話す。今日19日からは週4日のペースで午前と午後の2部練習を行い、本格的に動きだす。【神谷亮磨】