日本の命運を左右するコロンビア戦に向け、MF本田圭佑(32)が結果にコミットする。

 どこかで聞いたフレーズだが、もう体脂肪にうるさかった前任者もいない。そもそもそんな話ではない。徹底した節制で、体重オーバーとは無縁。こだわるのは勝利という結果。「まだスタメンで出るのかサブで出るのか分からないですけど、どっちでも与えられた役割は結果にコミットできるかどうかだと思っているので」と言った。

 ベンチスタートの可能性が高い。ただ「勝つために、やれることを全部やる。ピッチ内外、その作業はすでに始まっている。僕が自分で語らずとも、周りのみんなに聞いてもらった方が分かりやすい」と勝たせる作業が進んでいるとした。

 気になるのは達観したように落ち着き、平然としていること。「3回目のW杯となって、しっかり楽しみたいなと思います。ここまできたら本当、開き直るしかないんで。チームとして、とにかく全部出し切る。それはただの根性っていうだけじゃなくて、ロジカルな部分も含めて、全部出し切る。そういう落ち着いた状況ではいます」とも言った。嵐の前の静けさか、ただのエネルギー低下か-。それは結果にコミットした時に分かる。【八反誠】