メキシコFWロサノ(22=PSV)が、前回王者のドイツから決勝ゴールを奪った。

 前半35分、カウンター攻撃からFWエルナンデスとFWベラの素早いパスまわしで一気に敵陣へ。最後にパスをもらった左サイドのFWロサノは、ペナルティーエリア内左寄りの位置で切り返し、DFをかわしてゴール左隅へ先制ゴール。結局これが決勝点となった。

 試合後、ロサノは「自分だけで勝ったんじゃなくチームとしての頑張りがあったから。メキシコはドイツを恐れることなく戦ったし、チームメートはみんな信じられないくらい素晴らしかった。チチャリート(エルナンデス)がパスをくれた時、DFが来たのは見えていた。しっかりと打ち込むことだけを考えていたし、上手くニアをついてくれた。正直に自分にゴールを決める役目がまわってきた。こんなに、すごいものになるとは思わなかったけど、いつだって選手が考えることは上手くいくことだけ」と興奮気味の様子だった。