日本代表MF乾貴士(29=エイバル)は、セネガル戦で貴重な同点弾となるワールドカップ初ゴール、そして後半33分にはMF本田圭佑(31=パチューカ)のワールドカップ3大会連続弾となる、値千金の同点ゴールをアシストし、日本の勝ち点1獲得に大きく貢献した。

 乾は試合後のインタビューで、「勝てた試合でもありますし自分が2点目を取ったら(試合は)変わった。(ワゲに許した)2失点目は自分のマーク」と、後半19分にシュートがバーを直撃したことを含め、まず反省の弁を口にした。

 前半33分、DF長友佑都(31=ガラタサライ)が、右後方からのロングボールを受けてペナルティーエリア左角に進入。その長友からのパスを受けると、右足をコンパクトに振り切り、ゴール右に流し込んだ。同点ゴールについて聞かれると「得意な形。最近も決められていたので、どこかで打ちたいと思い、思い切り打ったら結果につながった」と冷静に振り返った。19日のコロンビア戦は、不発に終わった。「何も出来なかったですけど、良くない時にも使ってくれた監督に、結果を出したかった」と思いを吐露した。

 本田のゴールをアシストした場面について聞かれると「圭佑君を狙ったわけではないですけど、GKの飛び出しも見え、シンプルに上げたら決めてくれた」と冷静に振り返った。