15日に行われたワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝戦フランス-クロアチアの後半立ち上がりに、女3人と男1人がピッチ内に乱入し、警備員らに拘束された。この影響で試合が一時中断した。

 ロシアのプーチン大統領を批判するパフォーマンスを続けてきたパンクバンド「プッシー・ライオット」が15日、乱入したのは自分たちだとフェイスブックで宣言した。「全ての政治犯釈放」「集会での違法逮捕をやめること」などを当局に求めたアピール活動だったとしている。

 4人は警察官のような姿で、ピッチ中央付近まで到達し選手とハイタッチを交わした者もいた。大会運営が称賛されてきた今大会のクライマックスで、初めて警備の失態となった。