シュツットガルトに所属する日本代表FW浅野拓磨(21)は、3-1で勝利したホームでのビーレフェルト戦後に、日本代表へ向けて「代表で結果を残して帰ってこれるように」と意気込みを語った。

 10月30日に行われた前節のカールスルーエ戦(3-1で勝利)で移籍後初ゴールを決めた浅野は、前半29分に自陣からのスルーパスに飛び出し、左足でシュートを打った。並走していたDFに当たってGKの横を抜け、ゴールに向かったボールは戻ってきたDFに止められた。その後は好機を演出することができずに、後半15分に交代。無得点に終わり、2試合連続得点はならなかった。

 浅野の一問一答は以下の通り

 -次は代表戦だが

 ここで結果を残して日本帰りたかったなというのは正直ありますけど、チームとして勝つことができて戻れるので。こっちに戻ってくるまでに代表で結果を残して帰ってこれるように。いい状態で、またこっちでプレーできるように。まずは日本のために戦うしかないと思います。代表でも毎試合毎試合、チャンスは来ているので、しっかり決めて、勝利に貢献できるように頑張りたいなとは思います。

 -代表に行く身体的な負担と、代表でプレーできる楽しみってどっちが大きい?

 僕はポジティブな方があるかなと。正直、移動の大変さであったりというのは実感してますけど、代表の中でプレーできるってだけで、自分の成長にはつながると思いますし、日本でプレーできるという楽しみも自分の中ではあるので。家族であったり、見てくれる人がたくさんいる中でプレーできるというのは、幸せなことだなと感じながらプレーできているので。毎回毎回、ワクワクしながら日本には帰ります。

 -この間、初ゴールを決めて、あれがあるのとないのでは帰る上で気分的に違う?

 そうですね。(日本代表は)結果を残した上で選ばれる場だと思うので。僕としては全然満足できていないですし、納得できてないですけど、あの(移籍後初)ゴールは自分の中で少なからず自信になったものではあります。代表に行く上で自信を持って臨めるというのはいいことなんじゃないかなと思います。

 浅野は7日に帰国し、日本代表に合流した。