<セリエA:チェゼーナ1-1カターニア>◇2日◇チェゼーナ

 カターニアFW森本貴幸(22)が、左膝の手術後初の先発出場で復調をアピールした。アウェーのチェゼーナ戦で2トップの一角として後半12分までプレー。得点にこそ絡まなかったが、8試合ぶりの先発起用に応え、シメオネ新監督からも評価された。

 2カ月ぶりの先発出場で森本が存在感を見せた。1-0の前半10分、左サイドから25メートルほどドリブルでエリア内へ切り込んだ。DF2人にマークされて阻まれたが、前半33分にも同じような形で相手陣内へ攻め込むなど、積極的に攻撃に絡んだ。それでも森本は「体力的にはまだまだ。あとはシュートに持って行きたい」とシュート0本を悔やんだ。

 現在チームは6戦勝利なく17位と、今季も残留争いを余儀なくされている。そんなチーム状況の中、森本の攻撃性は光っていた。この日のSKYテレビの解説者は「本当に良いプレーをしている」と褒め、地元紙コリエレも「間違いなくポジティブな復帰」と評価。シメオネ監督も「今日はチームの勝利を目指したスピリットが良かった。森本はよくやった」とした。

 前半戦はジャンパオロ前監督の構想外となり苦しいスタートとなったが、先発出場も増え、アピールの機会も増えた。DF長友のインテルミラノへの移籍も「自分も追いついて行けるように頑張りたい。今は試合に出て、点を取れればいいと思う」と刺激にし、あらためて後半戦の巻き返しを誓った。【猪野真美子通信員】

 [2011年2月4日9時2分

 紙面から]ソーシャルブックマーク