20~22日に行われる予定だったスペインリーグ開幕節が、延期される見通しとなった。クラブからの給与が未払いになっている選手に対して、臨時手当の増額を要求してきた選手会と、リーグ側の話し合いが17日までに合意しなかった。

 選手会はこれまで第1、第2節のストライキを予告していたが、明日19日に再び話し合いを行い、合意できなければ、第1週は延期が決定する。話し合いでは、金銭面の条件に加え、第1節の消化方法や、第2節以降の日程についても検討するという。

 選手会のルビアレス会長は、約200人の選手に対して、7100万ドル(約56億8000万円)の未払いがあると説明してきた。バルセロナ、Rマドリードといった世界有数のクラブを抱える最高峰リーグが危機に直面した。(山本孔一通信員)