[ 2014年1月30日20時1分 ]女子団体で優勝を決め、抱き合って喜ぶ高梨沙羅(中央)ら(共同) <ノルディックスキー:世界ジュニア選手権>◇30日◇イタリア・バルディフィエメ

 非五輪種目のジャンプ女子団体(HS106メートル、K点95メートル)で伊藤有希(土屋ホーム)岩佐明香(北海道・札幌日大高)山田優梨菜(長野・白馬高)高梨沙羅(クラレ)の日本が合計919・0点を挙げ、初実施された2012年以来2大会ぶり2度目の優勝を果たした。

 1回目に1番手の伊藤が99メートルでトップに立つと、岩佐が93・5メートル、山田が87メートルで続き、4番手で個人3連覇の高梨が104・5メートルで引き離した。2回目も伊藤が99メートル、岩佐が92・5メートル、山田が87・5メートル、高梨が99メートルを飛んで1度も首位を譲らず、2位のスロベニアに48・8点の大差をつけて圧勝した。

 各選手のコメントは以下の通り。

 高梨沙羅

 みんなが、いい方向にどんどんつないでくれたので、安心して自分のジャンプに集中して飛べた。みんなで勝ち取った金メダルなので個人よりうれしい。

 山田優梨菜

 足を引っ張らないようにと思っていた。助走で重心が前にいきすぎるのが直ってきた。確率を上げれば五輪には間に合うと思う。

 岩佐明香

 緊張したけど個人戦や練習以上のジャンプができた。みんなで取れた金メダルはうれしいけど、まだ実感が湧かない。

 伊藤有希

 世界ジュニア最後の試合で、チームのサポートがあって金メダルを取れてうれしい。最初に飛ぶのでチームに勢いをつけられたらと思っていた。このニュースの写真