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箕面ビール スタウト A.J.I.BEER INC

工場長の大下香緒里さん


恋する一杯!箕面ビール

 北摂・箕面は大阪の高級住宅地として有名だ。その地で創業12年目を迎えた「箕面ビール」はすっかり地域に根付き「ブランド」となった。工場長の大下香緒里さんは業界でも有名な「地ビール美人3姉妹」の長女。「少量生産だからこそ、細部までこだわって作っています」と胸を張り、テキパキと仕事をこなす姿が印象的だ。箕面ビールは国際的にも高い評価を得ている。昨年は世界の3大ビアコンペの1つ「インターナショナル・ビア・コンペティション」で「カベルネ」が金賞受賞。「ペールエール」や「スタウト」といったおなじみの商品もそれぞれ銅、銀賞を獲得した。

 元々、大阪・吹田市で酒の卸しを営む大下一家は、ベルギーや米国など海外のクラフトビールに明るかった。欧米では迷うほどビールに種類があるのに、日本では大手が作るピルスナーのラガービールが主流で、その他のクラフトビールはほとんど存在すら知られていない。「日本人はビールが好き。ならば、もっと様々なビールを楽しんでみては」。そんな真摯(しんし)な思いから一念発起、「環境で選んだ」という箕面の地で創業にこぎ着けた。

設備が充実している工場

 工場はコンパクトで、設備が充実している。まさに「大下家のビア工房」というアットホームな雰囲気に親近感がわく。ここで、箕面ビールの製造工程を、ざっくり説明しよう。麦は摂氏65度で透過、78度のお湯を入れ、麦のエキスを抽出する。100度で煮沸した後、一気に18度で冷やして、麦のカスやタンパク質を分離、麦汁を絞る。この麦汁は「麦ジュース」とも言うべき味でひとくち目は甘く、のどごしは苦い。泡が出ているのは、酵母が醗酵して、麦汁を食べているという証。このまま0度の冷蔵室で1個2800リットルのタンクに3週間、貯蔵、味が調えられる。驚くことに、最終工程では1本1本、手作業で瓶詰めされる。仕込みから約1カ月後には出荷を迎える「角出」は、作りたてそのものだ。

 原料の麦は英国、ドイツ、米国産だが、水とホップは地元のものにこだわる。「より新鮮なものを」との思いから、クール便で毎日出荷、関西はもちろん、東京でも知られる存在となった。「クラフトビールの認知度が増している実感があります。日本酒のように、ビールも当たり前に種類を選んで飲まれるようになって欲しい」。琥珀色が美しい箕面ビール・ダークラガーは別名「恋ビール」という。初夏の1杯で微酔いか、香緒里さんの輝く瞳に恋したような幸せな気分になった。

★「恋ビール」の詳細はこちら



直営店「BEER BELLY」で乾杯!

 できたての旨さを味わうのに最適な店がある。肥後橋にある直営店「ビアパブ BEER BELLY」と「BEER BELLY 江戸堀」だ。箕面ビールが常時10種類がそろう上、前者は全国の地ビールが、後者は創作料理や自家製の生地を使ったピザも楽しめる。江戸堀店の山崎岳人店長は「地ビール1杯をゆっくり味わいに来てください」。大阪出張の際に、ぜひ立ち寄りたい。詳細はHP:http://www.minoh-beer.jp/direct-shops/edobori.html



8月9日みのお地ビールフェスタ開催

 今夏も地ビール&グルメの祭典「みのお地ビールフェスタ」が行われる。8月9日、午前11時から市立箕面文化・交流センターで、道頓堀ビールなど近畿のブルワリーが勢揃いする。前売り4000円。詳細はHP:http://www.m-waiwai.com/ji-beer/about/about.html




A.J.I.BEER INC

所在地
大阪府箕面市牧落3-19-11
電話番号
072-725-7234
ホームページ
http://www.minoh-beer.jp/

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