東京地ビール 多摩の恵 石川酒造
111年ぶりに復活 自然派地ビール「多摩の恵」
- 今も敷地内に残る、120年前に使われていたビール釜
1863年(文久3)創業の日本酒の蔵元、石川酒造は1887年(明20)からビールの製造を開始した。横浜の外国人居留地や北海道でビールが造られ始めたこの頃、年間約300石(約45トン)のラガービールを醸造していたが、当時はまだ高価な飲み物であったため需要があまりなく、また瓶が破裂しやすいなどの理由から3年で製造が中止された。
このビール製造を1998年(平10)、現在の当主である石川太郎氏が111年ぶりに復活させ誕生したのが「東京地ビール 多摩の恵」だ。酒造りの仕込み水を使用し、ろ過や加熱処理を一切行っていない自然派志向のこのビールは、国登録有形文化財でもある「向蔵ビール工房」で造られている。すぐ隣のレストラン「福生のビール小屋」では、出来たての「多摩の恵」と地元の食材を使った旬の料理を味わうことができる。
■「多摩の恵 アメリカンダークラガー」(500ml)
本来のダークビールより少し軽めなボディと、滑らかなのど越しが特徴の夏季限定商品。香ばしいアロマとほどよい苦味が楽しめる、この季節にぴったりのビールだ。ラベルは1887年に石川酒造がビール製造を開始した際のデザインを再版した復刻版。
・参考希望小売価格 609円(税込)
・アルコール度数 5%
・原料 麦芽・ホップ
■「多摩の恵 ブルーベリーエール」(500ml)
ブルーベリージュースと、果実の特徴を生かすために小麦麦芽を使い、軽やかに仕上げられた麦汁を発酵させた夏季限定の人気ビール。ブルーベリーの鮮やかな色が目を引く。甘さも酸味も控えめな爽やかな味わい。ぜひ一度試してみては。
・参考希望小売価格 609円(税込)
・アルコール度数 5%
・原料 麦芽・小麦麦芽・ホップ・ブルーベリー
※7月23日発売予定
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