第90回大会以来、2大会ぶりの総合優勝を目指す東洋大は、エース服部勇(4年)を2区に配置した。

 青学大神野との対決が予想される5区山登りは経験を踏まえて五郎谷(4年)を起用する。監督会議に臨んだ酒井俊幸監督(39)は「粘り強くタイムを積み重ねて行きたい。気温、風、低体温や低血糖も考えて、16人全員で戦う。(起用する区間の選手)一枚一枚が有効打になってほしい」と、最後の意気込みを口にした。

 エントリーが決まり、ここからが最後の重要な調整に入る。「適性ある選手や経験のある選手は、ここから伸びてくる。逆にここからびびる子もいる」と、日常の生活から含めて選手の適性を見極めていく。注目の服部弾は1区か3区の起用が予想される。「調子は非常にいい」と、往路での起用をにおわせていた。