最強ルーキーズの躍動で、3位以上を目指す。東海大が16日、神奈川・平塚市内で箱根駅伝(来年1月2、3日)に向けた練習を公開した。

 エントリー選手16人中8人が1年生。うち4人は5000メートルの持ちタイムが13分台だ。両角速監督(50)は「本番も1年生がかなりエントリーされるのかなと。のるかそるかのどっちか。面白い方に転がったら、いいレースができる。失敗を恐れず、王者青学大に食らい付きたい。目標は3位。部員全員の力を持って挑戦したい」と決意を口にした。

 1区には、11月の上尾シティマラソンのハーフでジュニア歴代2位となる1時間2分3秒の記録を出した鬼塚翔太、2区には出雲3区区間1位の関颯人(ともに1年)の起用が有力。両角監督は「フレッシュなオーダーでどこまでいけるか」と話した。

 5区の山登り、6区の山下りにも1年生の起用する予定。試走を繰り返し、適性を見極めた。5区は館沢亨次と、松尾淳之介(ともに1年)を競わせており、両角監督は「山でも疲労度が少ない。適性がある」。山下りもルーキーに託す。「6区は中島(怜利=1年)を考えている。試走の中でいい物を見せていた」と明かした。