住友電工は16日、陸上部に所属する08年北京五輪男子5000、1万メートル代表竹沢健介(30)の現役引退を発表した。竹沢は会社を通じ「今シーズン限りで現役を引退いたします。近年は結果を残すことが出来ませんでしたが、皆さまからの温かい声援によりここまで競技を続けることができました。誠にありがとうございました」などとコメントした。

 兵庫・報徳学園高から早大に進み、4年時の箱根駅伝では3区の区間新記録をマークするなど注目を集めた。エスビー食品を経て13年に住友電工へ入社。15年には早大時代の恩師である渡辺康幸氏(43)が同社監督に就任し、コンビ再結成で復活を目指していた。