<陸上‥大邱国際選手権>◇12日◇韓国・大邱

 今季初の海外レースとなった福島千里(22)は最も外側のレーン。得意のスタートで勢いよく飛び出し、コーナーを抜けた時点では2番手につけた。だが直線で北京五輪銀メダルのフェリックスらに引き離された。持ち味は発揮したが「走り自体は硬かったのでいいものではなかった」と反省した。

 今夏の世界選手権と同じ舞台。すでに100メートル、200メートルともに参加標準記録を突破している日本の第一人者は「予行演習になればいい」と話していた。8日の川崎での国際大会の100メートルでは終盤に左ふくらはぎに違和感を訴えてゴール前で減速。その影響を感じさせず、青色のトラックを駆けた。「ほっとしている。脚はもう大丈夫」と安堵(あんど)感を漂わせた。

 昨年樹立した22秒89の日本記録は2010年の世界ランキングでは30位台後半だ。広州アジア大会では短距離2冠を達成したが、あらためて世界との実力差を知るレースとなった。