陸上の世界選手権(8月開幕・大邱=韓国)男子マラソン代表の川内優輝(24=埼玉県庁)が19日に島根県隠岐島で開催された「隠岐の島ウルトラマラソン」の50キロの部に出場したが、レース中に熱中症になって病院に運ばれた。点滴などの治療を受けて回復し、入院の必要はないという。

 大会事務局によると、川内はレース後半に脱水症状を起こして倒れ、救急車で近くの病院に搬送された。レースは午前11時半スタート。晴れで、午後は気温が25度を超えていたという。

 川内は埼玉・春日部高の定時制で事務職員として働きながら練習し「公務員ランナー」として注目を集めている。