<陸上:実業団女子駅伝西日本大会>◇23日◇福岡・宗像市役所前発着(6区間、42・195キロ)

 故障でレースから遠ざかっていたアテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずき(シスメックス)が23日、ロンドン五輪の代表選考レースである来年1月の大阪国際に出場する意向を明かした。野口は「2003年のパリの世界選手権代表入りを決めたのが大阪」と決断理由を説明した。

 野口はこの日、実業団女子駅伝西日本大会で昨年12月の全日本実業団対抗女子駅伝以来のレースに臨み、2番目に長い3区(10・2キロ)を走った。トップでたすきを受けると力強い腕の振りで力走し、後続との差を1分以上に広げて首位をキープした。

 野口は2連覇の懸かった北京五輪を左脚付け根の故障のため欠場。昨年のこの大会で約2年5カ月ぶりにレースに復帰したが、続く12月の駅伝出場後に故障が判明した。