<大阪国際女子マラソン>◇26日◇大阪・長居陸上競技場発着

 タチアナ・ガメラシュミルコ(30=ウクライナ)が、得意の中盤以降の追い上げで連覇を果たした。

 昨年は残り1キロを切って、福士加代子を突き離して優勝。今回は37キロ付近から、並走していた赤羽有紀子(34=ホクレン)を振り切った。「強い選手がいる中で連覇できたことがうれしい。今回の目標はタイムでなく優勝。タイムもまあまあ満足しています」と話した。

 今大会は3年連続の出場で2位-優勝-優勝と、すっかり「大阪の顔」になった。マラソンは6回目だが「2人の競り合いになって負けたことはない」と話す12年ロンドン五輪5位の実力者。「マラソンは35キロから始まるもの」と話すように、後半の勝負強さは自他ともに認めるところだ。