女子ゴルフのアクサレディース宮崎が27日、宮崎・UMKCC(6494ヤード、パー72)で開幕する。

 昨年大会でツアー初優勝を飾った渡辺彩香(21=ユピテル)は26日、プロアマ戦に出場。シード選手でただ1人、開幕から3戦連続予選落ちが続いているが「大会連覇を目指して頑張りたい」と笑顔を見せた。

 逆襲への手応えがある。現在の“プチスランプ”は、オフに取り組んだスイング改造の影響で、球筋、アイアンの距離感が安定していないことが原因だ。しかし、3試合こなしたことで徐々に安定。逆に、ただでさえツアー屈指の飛ばし屋が球筋をフェードからストレートに変え、いい当たりが出た時にはさらに飛距離がアップしたと感じている。アイアン、ウエッジに関しては「飛んじゃうかも」という不安を消し、インパクトに意識を置くことで対応すれば大丈夫だという。

 この日のプロアマ戦はLPGAの樋口久子相談役と同組で「スイングが良くなった」とお褒めの言葉をもらった。「やはり、そう言っていただいて自信になりました。やってきたことに間違いはないんだと」。次代の日本女子ゴルフ界を担う大型選手が、どん底から一気に巻き返し、大会2連覇を目指していく。