倉本昌弘(59=フリー)が1アンダー71で単独首位発進した。倉本は日本プロゴルフ協会の会長として、前週の日本プロ選手権を最後まで見届けて渡米。日頃から練習も満足にできておらず、この日も「アマチュアみたいだが、手が痛い」と照れ笑いした。難コースに優勝スコアは2オーバーと予想し、「正直アンダーパーで回れるとは思ってなかった」中での3バーディー、2ボギーだった。

 会長職との二足のわらじも米国では注目され「日本にうれしいニュースを届けることが私の役目」とも。自身メジャー最高位は82年全英オープンの4位。「1アンダーを守っていれば優勝も可能。自信はないが、首位キープはありえる」。一昨年大会覇者の井戸木に続く偉業を目指す。