64位から出た永野竜太郎(27=フリー)が1イーグル、6バーディー、1ボギーの65で回り、通算8アンダー、136で首位と4打差の14位に浮上した。8年目の初優勝へ好位置で予選を通過した。

 永野がジャンプアップを果たした。「カットラインが上がると思ったので伸ばさないといけなかった。集中してできた」。折り返しの18番パー5、会心の第2打がピン右10メートルに乗った。「すごい曲がるフック。難しいのでバーディーでいいと思った」と、寄せにいったパットがカップに吸い込まれるイーグル。勢いを加速させ、後半も3つスコアを伸ばした。昨季は自己最高となる賞金ランク22位、30人しか出られない最終戦の日本シリーズJT杯に初出場と階段を上ってきた。「この流れで楽しくプレーしたい」と気負いなく挑む。