優勝争いが無になった選手は、一様に残念そうな表情を見せた。

 通算7アンダーで首位に立っていた佐伯三貴(31=日立アプライアンス)は「しょうがない。この風の中でいいゴルフはできていたから、自信にはなります。この悔しさは近いうちに晴らしたいです」と自分に言い聞かせるように話した。

 佐伯と並んでいたイ・ボミ(27=延田グループ)は「やりたかったけど、13番が(風が)すごいと聞いたんで。こんな日もあると思います」。

 金田久美子(26=スタンレー電気)は難コンディションの中で2つスコアを伸ばし、首位と1打差に迫っていた。

 「前半は3バーディーだけど、まだチャンスはあったんです。久しぶりにいいショットができていたんです。でも、風吹いちゃったら、しょうがないですね」。11年フジサンケイレディース以来の2勝目がかかっていたこともあり、無念さが漂う苦笑いを浮かべていた。