ツアールーキーの森田遥(20=フリー)が4バーディー、1ボギーの68で回り、3アンダーで単独首位発進した。

 スタートの10番でいきなりのボギーも、その後4バーディーを奪った。「想定外だった。もっと厳しいと思っていた」。スタート時は濃い霧が立ちこめ、視界がクリアになってきたところで今度は強い雨に見舞われた。苦戦を覚悟していたが、後半7番は残り125ヤードから第2打を50センチにつけるなどショットが安定していた。

 スタミナ不足を解消するため、3週前の日本女子プロ選手権からラウンド中に母お手製のおにぎりを食べるようにした。その日本女子プロでは最終日を単独首位でハーフターン。初優勝への期待を抱かせた。

 20歳2カ月13日での優勝となれば、05年大会の宮里藍(20歳3カ月13日)を上回って大会最年少記録。「自分で言うのもあれですけど、難易度が高いコースの方が集中して淡々とできる感じがします。1日1日、新しい気持ちでやっていければ大丈夫だと思います」と冷静に話した。