単独首位から出た堀琴音(20=東芝)に痛恨の一打が出た。最終18番、ティーショットを左の池に入れてボギーをたたいた。

 「何も考えずにやってきたのに、最後の最後に池を嫌がってしまった。頭が真っ白になってしまった。今思えば、もう少し右を向いて打てば良かったとは思うけど、過去には戻れないですからね」。悔しさを隠しきれなかった。

 「パットはちゃんと打てているのに、なぜか入らなくて…」。9番で2メートルのバーディーパットを外すなど、グリーン上で苦しんだ1日だった。「仕方ない」と総括した後で続けた。「でも、18番はダメです。何してんだか…」。

 救いは、その18番で難しい3メートルのボギーパットを沈めたこと。通算3アンダーで首位とは2打差。「最後のパットが入ったので、望みをつないだかな」と自らに言い聞かせるように話した。