男子チームが13・5ポイントを獲得し、7・5ポイントのシニア、6ポイントの女子を退けて3年ぶり6度目の優勝を飾った。

 前日の決起集会で日本ゴルフツアー機構の青木功会長(74)から「オレを胴上げしてくれ」と“指令”を受けていた6人。片岡大育(だいすけ、28=Kochi黒潮CC)は「青木さんの言葉で、みんなで一生懸命狙っていこうという気分になりました」と振り返る。2試合とも片岡と組んで3・5ポイントを稼いだ賞金ランク2位の谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は「昨日から青木さんの気合が伝わってきた。(胴上げした9番グリーンの横に)池まで用意してたので、そこ(に落とせなかったこと)だけが残念かなと思います」と笑わせた。

 約束通り、選手たちの手で3度宙に舞った青木会長は「プロとして、やるからには勝つというのを背負っている。選手たちが頑張ったおかげで、いい思いができた。女子の3連覇を阻止できたし、1年の最後に笑えるのはいいこと」と充実感をにじませていた。