混戦となったが、昨年日本代表の花田華梨(栃木・宝木中2年)と榎本杏果(東京・新宿中2年)が通算14オーバー158で3位に1打差で抜け出した。そして、世界ジュニア日本代表を決めた後にプレーオフを行って花田が1位、榎本が2位となった。

 10番でのプレーオフは「お互いに代表が決まって気が緩んでしまった」と、花田がボギー、榎本がダブルボギーで決着した。第1日の首位を守った形の花田は「最終18番で1・5メートルのバーディーを外して、もう半分あきらめた。よかったです」と2年連続代表に笑顔を見せた。

 首位に3打差の6位で出た榎本は「絶対に逆転しようと思って前半36で回ったら、トップに1打差になっていた。すると勝手に自分にプレッシャーをかけてしまった」と、10、18番でダブルボギーをたたいたことを反省した。

 昨年11-12歳の部で13位に終わった花田は「納得いかなかった。リベンジできるように、今年は頑張ってシード権を取りたい」と話し、初出場となる榎本は「自己ベスト(71)を世界ジュニアで更新して、シード権を取りたい。メンタル面とアプローチを強化していく」と意欲を見せていた。