高山忠洋(39=スターツ)が、5季ぶりの首位発進を果たした。ルーキーだった00年の日本プロ選手権以来、17年ぶりに回るコースで10バーディー、1ボギーの62。24歳だった15年前に出した自己最少スコアを更新した。今季は棄権3度と腰痛の不安を抱える中、11年に2勝を挙げて賞金ランキング2位となった実力者が、6季ぶりの通算6勝目を狙う。

 高山が「自分もビックリ」の62をマークした。今季はシーズン前から腰痛に悩まされ、既に棄権が3度。はりや電気などさまざまな治療法を試しながら試合に出続け、2週前のマッチプレー選手権では3位と奮闘した。ただ、勝ち進んだことで5日連続のラウンドとなり、痛みがぶり返して前週は欠場を余儀なくされた。連日3時間を治療に割いて「今は腰の状態はほぼOK」と話していた。