アイドル系新人の三浦桃香(19=フリー)が、3バーディー、1ボギーの2アンダー70で回り暫定首位に立った。

 前半、2バーディー、1ボギーの1アンダーで回ると、後半は1番パー4でいきなりバーディー。その後も、強風と格闘しながら、ドライバーの打ち方を工夫することで、スコアメークし2アンダーで終えた。先週から取り組んできた新たなドライバーの打法は、ヘッドのトーの部分の下で、低い弾道でボールを打つこと。強風を意識して、11、12、14、5番と4つのホールでこの打法を使い、12番では見事にバーディーを奪った。

 「ドライバーショットを高い球で打つところは、飛ばすところなんですけど、それ以外は棒球で、低くてランを出すドライバーショットを打てるように先週からしていて、それが今週もうまく使うことができた」と喜んだ。

 黄金世代の1人で、今季はQTランク34位の資格でツアーに出続けている。メジャーは、今回がプロとして初出場。いきなり首位スタートとなったが「私はまだプロになって、4日間競技を4日間プレーしたことがないので、まずは予選通過と思ってパープレーを意識した」と控えめだ。

 前週に、同じ黄金世代の新垣が優勝したことにも「いやあ、(新垣さんは)うまいなあと。私にはちょっと優勝は無理だと思っているので、あと2、3試合10位以内に入れたらうれしいです」と、あくまでも謙虚に徹していた。