出水田大二郎(25=TOSS)が5バーディー、2ボギーの69で回り、3アンダーで首位と1打差の4位につけた。トップの香妻陣一朗(23)とは、横峯さくらの父良郎さんが主宰する「めだかクラブ」で一緒に腕を磨いた仲。香妻をはじめ、身近な存在の活躍を刺激に上位4人までの全英オープン出場権、そして初優勝を目指す。竹谷佳孝(38)と松村道央(34)も4アンダーで首位に並んだ。

 若手随一の飛ばし屋、出水田がパットで今季初のトップ10発進を決めた。8番で6メートルを沈めるなど「すごくいい感じで入ってくれた」。幼い頃“同門”だった香妻は、姉琴乃とともに出水田の通う小学校に転入してきた。「ジン(香妻)が頑張ると、僕も頑張ろう、となる」という香妻に加え、同学年の琴乃が全米女子オープン出場を決めたことも「励みになりますよ」。前週関西オープンは同じ九州出身で仲がいい時松が勝ち、3日前には鹿児島・樟南高の先輩である秋吉が全米オープンの切符を獲得した。「一緒に頑張ってやっていたみんなの流れに僕も続きたい」と力を込めた。