<女子ゴルフ:リゾートトラスト・レディース>◇第2日◇31日◇兵庫・関西GC(6510ヤード、パー72)◇賞金総額7000万円(優勝1260万円)

 ゴルフ界の「カープ女子」がV戦線で大奮戦だ。ツアー通算3勝の表純子(40=中部衛生検査センター)は赤いシャツを着て、2日連続の68をマークし、首位に浮上。「ショットはいいのと悪いのの差が大きいけど、とにかく『バーディーをたくさん取ろう』と思っていた」という。

 広島生まれで幼少時からの広島カープファン。今季も2度、マツダスタジアムで観戦したが、子どもの頃は広島市民球場の外野席で、当時の主軸、山本浩二氏(現評論家)の応援に声をからしていた。「背番号8のパジャマを買って、寝てましたから」。現在、3番ウッドのヘッドカバーにはカープグッズのマペット人形を使っている。

 負けていないのが、同じく広島生まれの佐伯三貴(29=日立アプライアンス)だ。最高気温31・2度の暑さで「心が折れそうになったけど、よく耐えられた」と言い、72でしのぎ、5位につけたラウンドを振り返る。

 佐伯は狙ったわけではなかったが、この日のウエアは上下とも赤色だった。12年には広島戦で始球式を務め、野村監督をはじめ、多くの選手と親交が深い。「表さんは上だけでしょ?

 私は1歩抜けたカープ女子なので」と妙な負けん気をチラリ。「今、カープは仙台遠征中でしょう。何人かの選手に『おいしい店、ない?』と聞かれたから、おいしい牛タンが食べられる店を教えておきました」とニンマリしていた。