男子ゴルフの石川遼(23=CASIO)が「プレーオフ終盤戦への進出」を新シーズンの目標に掲げた。2日未明、米カリフォルニア州シルバラードリゾート&スパで9日に開幕する米ツアー14-15年シーズン開幕戦、フライズコム・オープン出場のため羽田空港から渡米。出発直前に会見を開き「今年進出できなかったプレーオフ第3、4戦に出場して、1年の成長を証明できるような終わり方をしたい」と話した。

 これまで通り、米ツアーでの初優勝も目標の1つに掲げたが「それよりも、目先の結果にとらわれすぎず、1年後の自分をイメージしながら練習をしていきたい」と強調。旧シーズンは年間ポイント72位で初のシード獲得に成功したが、プレーオフでは第2戦で敗退した。世界トップレベルに迫るため、今季は年間ポイント70位までが出場できる第3戦、さらには同30位までが残れる最終戦への出場を目指す。

 米ツアー昨季終了後、約1カ月のオフを返上し、国内での3試合にあてた。上位進出はならなかったが、不安があったドライバーの精度、飛距離は格段にアップした。「技術面の課題はあっても、不安はなくなった。これからはドライバーからパットまで、まんべんなく練習してレベルを上げていきたい。今やるべきことを続けていれば、おのずと良い成果が出る。そういう自信はあります」。さらなる高みを目指し、米ツアー本格参戦3年目のシーズンをスタートさせる。