<男子ゴルフ:HEIWA・PGM選手権>◇第2日◇7日◇茨城・美浦GC(6968ヤード、パー71)◇賞金総額2億円(優勝4000万円)

 石川遼(23=CASIO)は4バーディー、1ダブルボギーの69で回り、通算2アンダー139の36位で予選を通過した。

 スタートの10番パー4では、右のラフから残り135ヤードの第2打を9番アイアンで狙ったが、グリーン奥のラフまでオーバー。ダブルボギーとしてしまった。

 「あんなに飛ぶとは思わなかった。米ツアーのラフとは飛び方が違うので、難しさはある」。それでもそこからは、好調なドライバーと精度の高いアイアンで、チャンスを量産した。12番パー3では、ピン左3メートルを沈めてバーディー。14番パー4でも80センチにつけてバーディーを挙げた。

 後半は2番パー5では、ドライバーでこのホールベストタイの320ヤードを稼ぎ、2オン2パットのバーディー。昨年までパー5だった長い6番パー4(502ヤード)でも、第2打を8番アイアンでピン左80センチにつけて、バーディーを挙げた。

 「ドライバーもアイアンもこの日一番のショットだった。500ヤード超のパー4は米ツアーでもよくある。あれを6番アイアンで狙うとなると、球筋も変わるし、チャンスにつけるのはずっと難しくなる。8番アイアンなら、今日のように直線的にピンを狙うショットが打てる」と満足げ。「スタートがダボだったことを思えば、今日はいいゴルフができたと思う」とうなずいた。

 ホールアウト後はドライビングレンジに向かい、契約するキャロウェイゴルフの新作ドライバー「ビッグバーサ・アルファ815ダブルダイヤモンド」をテストした。「今のドライバーは、バックスピン量が少なすぎるのが気になっていたが、これは適正量になる。大きなキャリーも出る」と好感触を得た様子だった。