マスターズ(米ジョージア州オーガスタ)で4位に入った片山晋呉(36=神奈川クリニック)が14日、成田着の航空機で「凱旋(がいせん)」帰国した。01年の伊沢利光に並ぶ日本選手最高位、優勝者と2打差の歴代日本選手最小差の成績に「良くやったなというのが正直な感想」と心境を話した。

 昨年の予選落ちから一念発起し、スイング改造など周到に準備を進め、グリーンジャケットに最も近づいた日本選手になった。最終日の18番でバーディーパットを決め、立ち上がったパトロン(観客)から大きな拍手を浴びた場面を振り返り、「小さいころからの夢だったので、それが自分でできて幸せ」と笑顔を見せた。

 ディフェンディングチャンピオン(昨季賞金王)として臨む国内ツアーについては、「何も考えていない。今週末の大会にも出ません」と話した。開幕戦の東建ホームメイト杯は欠場。次戦のつるやオープンから、出場する見込みだ。