初メジャーとなる全英オープンに出場する池田勇太(23=フリー)が、上下黒のダボダボスーツ姿で渡英した。ふだんから昭和の時代に流行したファッションで目立っているが、この日もスリータックズボンに、胸元にサングラス。華やかな石川遼とは対照的に、威圧感を漂わせた。

 初メジャーも「オレ流」を貫く。「なるようになるだろう。外国選手がロケットなら(自分のドライバーは)火縄銃かもしれないが、人のことは気にしない」。もっとも豪快な発言とは裏腹に、普段のクラブに加え、ターンベリーの硬い地面に対応したクラブの2種類を用意するなど、万全の準備をした。約60人の報道陣が殺到した石川の渡英時とは対照的に、この日の報道陣は2人。「21世紀のジャンボ」を世間に定着させるためにも、初メジャーで上位進出を狙う。