<女子ゴルフ:中京テレビ・ブリヂストンレディス>◇2日目◇22日◇愛知・中京GC石野C(6484ヤード、パー72)◇賞金総額7000万円(優勝1260万円)

 元天才少女の金田久美子(20=レプロエンタテインメント)が、プロトーナメント初のホールインワンを達成した。146ヤードの12番パー3で、8番アイアンの第1打はピン手前50センチに落ち、そのままカップに飛び込んだ。69をマークし、通算4アンダーで順位も20位から10位へ上昇。茶髪の個性派「ギャルファー」が、地元愛知で存在をアピールした。

 「キャ~ッ!」。12番パー3のティーグラウンドで、甲高い声がこだました。紳士淑女が集うゴルフ場でまさかの悲鳴?

 いや歓喜の絶叫だ。声の主は自称“ギャルファー”20歳の金田だった。

 「それまですごいショットがぶれてて、初めてピンにまっすぐ行ったら、ワンバウンドして、きれいに入ったんです。感動しました~」。8番アイアンで放った球は、吸い込まれるようにカップに消えた。

 プロ初のイーグルをホールインワンで決めた。3歳からゴルフを始めてこれまで練習では国内3度、海外3度の計6度達成したエースだが、試合では初。半年ほど前から、金田と友人との会話で語尾に「ポ~」をつけるギャル語がはやっているという。初ホールインワンの心境は「最高ポーかな」と照れ笑いした。

 アマ時代は世界ジュニアを5度制覇、08年ゴルフ5レディス2位など何度も優勝争いした元天才少女。だが、新人だった昨季は賞金ランク54位でシードを逃し、最終予選会も88位で今季出場権はなく、今大会は主催者推薦だ。試合がない時は、石川遼と同じ仲田健トレーナーに師事し、週4回筋力強化。アイアンは1番手飛ぶようになり、ドライバーの飛距離も20ヤード以上伸び約230ヤードに。大好きなアイスクリームも1日1個に限定するなど、プロの自覚も芽生えてきた。

 3位以内に入れば次週ヨネックスレディスの出場権をつかめる。「我慢できるようになったし、ショットも前より上達した。3位を狙いたい」。平成生まれの個性派が、しっかり照準を定めた。【木村有三】