男子ゴルフツアーで新人初の賞金王に輝いた松山英樹(21=東北福祉大)が来年1月1日からLEXUS(レクサス)の所属選手としてプレーすることが24日、都内で発表された。契約期間は3年間で、契約金は1年2億円(推定)。LEXUSはトヨタ自動車の高級車種で、松山はウエアやキャップなどにロゴマークをつける。

 松山は夏にトヨタの豊田章男社長(57)から手紙で「世界でともに戦おう」とのメッセージをもらい、共感したという。同社長とはこの日が初対面だったが、来年は大学を卒業して社会人になることと、「地に足をつけて、軸がぶれることなく」の意味から革靴をプレゼントされた。高級ブランドの看板を背負うことに「プレッシャーはあるけど、それを含めて自分のゴルフで返していけたら」と気を引き締めた。

 本格参戦する米ツアーではLEXUS2台を提供されるほか、必要に応じて米国トヨタのスタッフもサポート。さらに東北福祉大の阿部監督によれば、トレーナーとして飯田光輝氏(36)の帯同も決まった。同氏は中嶋常幸をはじめ、今季賞金ランク2位の金亨成、同4位小田孔明、同10位藤本佳則を支えた実績を持つ。来年初戦のソニー・オ<松山のスポンサー企業>LEXUS(所属契約)3年6億円オークリージャパン(アイウエア契約)4年4000万円ダンロップスポーツ(用品使用契約)3年6億円ファイテン(アドバイザリー契約)4年契約ANA(移動サポート)3年1億円※金額は推定