ホンダ遺産でブラウンGP勢が2冠/F1
<F1:ブラジルGP>◇18日◇決勝◇インテルラゴス・サーキット◇71周◇1周4・309キロ
F1を撤退したホンダを引き継いだブラウンGP勢が、ドライバー部門と製造者部門の年間総合王者をダブル制覇した。ジェンソン・バトン(29=英国)が5位に入り、最終戦のアブダビGP(11月1日決勝)を残して初の頂点に立った。同僚のルーベンス・バリチェロ(37=ブラジル)も8位入賞で、チームは史上初の参戦1年目での優勝となった。今GPの優勝はレッドブルのマーク・ウェバー(33=オーストラリア)。決勝デビューだったトヨタの小林可夢偉(23)は9位と健闘した。
バトンはガッツポーズを繰り返して年間総合優勝を確定させるゴールを駆け抜けた。昨年までのホンダを引き継いだチームは、開幕直前まで参戦できるか流動的だった。それが最高の結果で報われ「今日がこれまでで一番のレースだ」と喜びを爆発させた。
ホンダの遺産と昨年から就任したロス・ブラウン代表(54)の手腕で頂点に立った。ホンダは昨季途中で優勝争いに見切りをつけ、今季のマシン開発に全力を注いだ。その結果が今季序盤の好成績につながった。バトンが7戦までに6勝を挙げた。中盤以降は追加開発にあてる資金不足から他チームの追い上げに苦しんだが、同代表の戦略で乗り切った。9月のイタリアGPではスタート時に多めの燃料を積み、燃料補給を1回で済ませ、1、2位を独占した。
ブラウン代表は「チームと2人のドライバーを誇りに思う」。昨季、ホンダでの10チーム中9位の惨敗、さらに撤退という逆境を乗り越えたチームの結束も大きな武器だった。(サンパウロ=米家峰起通信員)
[2009年10月20日9時21分 紙面から]
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