今夏のパリ五輪出場を狙うバレーボール女子日本代表が、開幕2連勝を挙げた。ブルガリアにストレート勝利。初戦で昨年度覇者トルコを3-2で破った勢いに乗り、危なげなく勝ちきった。21年東京五輪代表で、3季ぶりに日の丸を背負う黒後愛(25=埼玉上尾)は、サービスエースで代表復帰後初得点。リリーフサーバーとして復活の姿を示し、チームを勢いづけた。

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黒後の放ったサーブは、緩やかな放物線を描いてブルガリア守備陣の前に落ちた。セットカウント1-0の第2S、16-10の場面。初戦のトルコ戦に続いてリリーフサーバーで出場し、サービスエースを獲得した。この一打でさらに勢いづけ、チームは一気にストレート勝ち。代表復帰後初得点で2連勝に貢献し「すぐコートに立つチャンスを頂けて、ポイントを取ることができてうれしい」と、笑顔で喜びをかみしめた。

パリ五輪切符のかかる舞台で、自身の復活を示した。18~21年まで4年連続で代表に選出され、21年東京五輪では古賀とともにエースの役割を期待された。ただ、初の五輪舞台では25年ぶりとなる予選敗退を喫し、その後21-22年シーズンは体調不良のため休養。代表からも離れていた。

それから約3年。五輪イヤーを迎え、再び日の丸を背負った。最初に浮かんだのは「感謝」。「ここまで支えてもらった人たちに感謝の気持ちを届けたい」。コートに立てる喜びを胸に「出場機会が少ない分、そこで結果を出さなきゃ」と1球入魂。今大会6打目にしてエースを奪取した。

真鍋監督からも「経験値は素晴らしいものがある」と期待される25歳。「パリをイメージして戦い抜きたい」と、五輪切符獲得の切り札になる。【竹本穂乃加】

【バレー】ブルガリアに3-0ストレートで2連勝 3Sとも10点以上の差を付ける圧勝 VNL