9日(日本時間10日)、米フロリダ州オーランドで行われたファイナル第3戦の第4Q。そこには疲労しきったコービー・ブライアント(レーカーズ)の姿がみられた。
ブライアントは、後半に入ると動きが鈍くなり、シュートもフリースローも外し、第4Q終盤には痛恨のターンオーバーを記録するなど、エースの歯車は明らかに狂っていた。「長年の疲労が蓄積しているのでは?」という見方に対し、ブライアントは試合後に「限界だとは思っていないし、壁にぶつかったとも思っていない。すぐに本来の調子に戻る」と答えていた。
ジャクソン監督は、第4Q開始から約5分間ブライアントを休ませ、終盤での逆転プレーに備えて温存したが、結果的に体力が回復することはなかった。チームメイトのガソルは、「ブライアントがこれまでに見せてきた活躍は素晴らしいものだし、抜群の勝負強さから”クラッチプレーヤー”と呼ばれていることは間違いない。ただ今日は、全体的に上手くいかなかった。第4戦は違った展開になると思う」と擁護する発言をしていた。
一方、1995年以来のファイナル進出となったマジックは、ファイナル新記録となるFG成功率63%、そして前半終了までにも脅威の75%成功という数字を残した。バンガンディ監督は「今日のように高いシュート成功率を記録する試合は稀だと思う。ただ、たくさんショットが決まって、結果的にチームの勝利につながった」とコメントした。
ブライアントは「彼らはシーズンを通して高いシュート成功率を記録しているし、この流れは一過性のものではない。こういう展開になると、もはや怪物を相手にしているような感覚になる」と語った。
マジックのアルストンは「コービーにしても、レーカーズにしても、同じミスを繰り返すような連中ではないことを十分に理解しないといけない」と話し、第4戦に向けて気を引き締めている。
ブライアントが復調し、マジックのシュートタッチに変化がなければ激しい試合になることが予想される。
レーカーズが勝って15度目の優勝に王手をかけるのか、それともマジックが連勝して2勝2敗の振り出しに戻すのか、11日(日本時間12日)の第4戦に注目が集まっている。(NBA.comモバイル)


