男子100キロ超級で3位に入った小川雄勢(19=明大)は「優勝を目指していたので、結果には満足していない」と話した。

 準々決勝で岩尾敬太(25)に敗れたが、敗者復活戦を勝ち上がって3位決定戦で元全日本王者の高橋和彦(30)と対戦。昨年完敗した相手から払い巻き込みで一本勝ちを奪い「少しは成長したのかな」と振り返った。

 優勝を逃してリオデジャネイロ五輪出場は絶望的となったが、92年バルセロナ五輪銀メダリストの父直也氏(47)は「まだまだ、これから。リオなんて早いですよ」。今でも練習の相手をするが「春までは勝てたし『おら、どうした』なんて言えたんだけど、今は投げられることもある。負けてられないから、少し鍛えないと」と、息子の成長に目を細めていた。