バドミントン男子シングルス世界ランク2位の桃田賢斗(21=NTT東日本)らが過去に違法賭博を行っていた件で、日本バドミントン協会は10日、都内で臨時理事会を行い、処分を決定した。

 桃田は日本代表の指定解除、無期限の競技会出場停止で、リオデジャネイロ五輪出場は消滅した。日本協会は更生プログラムを課すことを検討。今後の言動次第で大会出場資格が復活し、20年の東京五輪出場の可能性があることも示唆した。12年ロンドン五輪代表の田児賢一(26=NTT東日本)は無期限の登録抹消となった。

 日本協会は選手や関係者を会員登録しており、会員かどうかで可能な活動は大きく異なる。田児の処分は会員登録抹消なので、バドミントンに関わる公式的な活動はいっさいできない。桃田は会員資格は残るため、内外の公式試合には出場できないが、大会を手伝ったり指導をすることは可能だ。ただ、登録を抹消されても、国内の協会や世界連盟が関わらない海外リーグなどではプレーできる。現在、会員数は約23万人。