第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が第4シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に7-5、6-3で勝ち、2年連続7度目の優勝を果たした。

 34歳のS・ウィリアムズは4大大会22勝目で、プロ選手の出場を解禁した1968年のオープン化以降でシュテフィ・グラフ(ドイツ)の最多記録に並んだ。歴代ではマーガレット・コート(オーストラリア)の24勝に次ぐ2位。オープン化以降で自身が持つ最年長優勝記録を更新し、賞金200万ポンド(約2億6000万円)を獲得した。

 1月の全豪オープン決勝でS・ウィリアムズを破ったケルバーのウィンブルドン初優勝はならなかった。

 ▽セリーナ・ウィリアムズの話 素晴らしい気分。(勝てば)4大大会22勝目ということを意識しないわけにはいかなかった。これまで困難な挑戦だったし、懸命に努力してきたから喜びは格別。このコートはホームのように感じる。

 ▽アンゲリク・ケルバーの話 私が負けたのではなく、セリーナが勝った試合。彼女は素晴らしいテニスをした。自分の力は出し切った。残念な結果だが、(初戦敗退した)全仏を考えれば、ここまでできたことを誇りに思う。